ツアーにご参加のお客様より、「毎回色々な所に行く事が出来て良いわね」とよく言われます。確かに色々な国へ仕事で行く事が出来るのは昔からの憧れで、この仕事と巡り会えたことに心から感謝しています。
ツアーに出ると、頼れるのは自分だけとなり事前の下準備がかなり大切になりますので、ツアー前はパソコンや本とにらめっこしながらご飯を食べる事も増えます。
単なる海外へ行く、というわけでは無く付随する業務が沢山あります。どの仕事も大変な事やしんどい時は必ずあると思いますが、添乗員の仕事は頑張った分は必ずお客様の素敵な笑顔となってかえってきます。

私は、メイアイクリエイトでクルーズコンサルタントの資格を取得させて頂き、おかげさまで最近はクルーズのお仕事が増えて参りました。
世界的に見てクルーズに行かれるお客様も増加傾向にあります。
スーツケースを毎日パッキングしないで済むことや寝ている間に次の国へと移動出来ることが通常のツアーと大きく異なりますし、船内の過ごし方も船ごとに様々な趣向が凝らされており、日常とは違った異空間へどの船で行くかということもクルーズの醍醐味でもあります。

添乗員のお仕事としては船のスタッフとの打ち合わせや船内新聞の作成、寄港地でのご案内などがあります。

クルーズが初めての方には、不安な気持ちを取り除き、事前にご説明やご案内を丁寧にすることで、船上での特別な時間をより一層楽しんで頂けるようお客様の目線でお話しをさせていただいてます。

添乗員という仕事を通して英会話力も鍛えられます。
日本人スタッフがいない船では船内新聞やメニューが英語となり、そのような場合、英語から日本語に訳した新聞作成が業務となります。乗船初日などは夜中までかかることもよくあります。船内スタッフとのやり取りも基本的には英語となります。寄港地のガイドさんが英語ガイドさんであれば、ご案内の内容を日本語に通訳することも添乗員の業務となります。

それぞれのお客様にとって私がご一緒したクルーズが『一生心に残る旅』になったとしたら、とても嬉しいことです。
お客様から「加藤さんがいてくれたから安心して、最高の旅行が楽しめた」と言われると、地道な努力の積み重ねが報われるとともに、心からやりがいを実感できる夢のあるお仕事です。

元々旅行が好きでしたが、旅行業に携わることはなく、友人が添乗員に転職したと聞いたことがキッカケでこのような職業があることを知り興味を持ちました。

個性的な人材が揃うと評判の『メイアイクリエイト』を友人から紹介してもらい門を叩きました。
東京発のみかん狩りツアーで添乗員デビューをし、その後、石垣島支店で半年間、石垣島を拠点とするツアーでお客様をご案内しました。
現在は、海外ツアーを担当しておりますが、海外の素晴らしさに触れるとともに、日本国内の四季折々、風光明媚な魅力を再認識しているこの頃です。

世界において日本は一番行ってみたいが、一番行きづらいとのデータもあるようです。実際、外国人の方とお話しすると、『日本に行きたい！大好き！』とおっしゃる方が多いことに驚きます。

添乗員＝旅程管理主任者とは英語でツアーリーダーやツアーディレクターと訳されます。１つのグループの『リーダー』として旅行を安全に安心して楽しんでいただく責任感がなくてはなりません。それとともにツアーを楽しく盛り上げていく『演出力』も必要です。

『安全、安心、enjoy』のバランスをとり、ツアーが成功した時の達成感は一言では言い表すことが出来ません。またお客様の笑顔を、『ありがとう』のお言葉を頂戴出来た時は、それまでの疲れが吹っ飛び、晴れ晴れとした気持ちはとても心地良いものです。

旅行は決して安いものではありませんし、忙しい日々の中で1週間ほどの休暇を確保するのも大変だと思います。

それでも『少しぐらい無理をしてでも旅をすると楽しいよ！』とメッセージを発信したいのです。
それが、元々旅が好きなひとりとして添乗員を続けている理由でもあります。
だからこそ、旅行に参加された全ての方に、最高の時間と空間を堪能して頂きたいと思っています。